東芝が2016年に倒産する可能性を株価から考察

こんにちは、ユウトです。

不正会計問題による凋落が懸念されている東芝について記事にします。

テーマは、ズバリ「2016年に東芝が倒産する可能性について」です。

倒産の可能性を判断する指標はいくつかあるのですが、今回は東芝の株価に注目して考察しました。

株価に注目する理由

さて、企業の株価には、海外市場、国内外の政治情勢、経済指標、為替、企業の業績などのあらゆる要因が反映され、それらの材料に反応しながら上下しています。

また、企業の業績などは、あらかじめ株価に織り込まれることが多いので、決算発表までに順調に株価が上昇していれば、多くの投資家が好決算を予想しており、それが株価にすでに反映されていると判断できます。

以上から、株価を見れば、その企業の先行きをある程度見通すことができるので、東芝の倒産の可能性を考察するうえで、株価は切っても切れない項目と言えます。

前置きが長くなりましたが、ここからは東芝の株価から倒産の可能性について考えていきます。

リーマンショック以降の株価のふるまい

東芝 株価 過去10年

出典:http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=6502&ba=1&type=10year

何事も大局を把握するのが重要なので、まずはリーマンショック以降、東芝の株価の推移をチェックしておきましょう。

上のチャートでは、東芝株価の過去10年間の推移を表しています。2009年にリーマンショックの影響で200円まで下落したものの、何とか200円というボーダーラインをキープして上昇に転じました。

その後、2012年から2013年にかけて再び下落しましたが、2009年につけた直近の安値を割ること無く、安値を切り上げ、二番底を作って、上昇が始まります。

 

ところが、2015年4月以降に発覚した不正会計問題により、株価はどんどん下落していき、ついに2012年から2013年にかけてつけた二番底の安値を割り込んでしまったのです。

さらに、SMBC日興などが、東芝の目標株価を200円と予想したことで、下落が加速し、2009年のリーマンショックの最安値を割り込む勢いで暴落しています。

今後の東芝の株価はどうなる?

さて、ここまでの説明で、東芝株価のリーマンショック以降の推移と現在の状態が把握できたので、ここからは、今後の株価を予想し、倒産の可能性を考察していきます。

 

まずは、東芝の株価が200円を割らずに、底を打って反転上昇に向かうケースを想定しましょう。

仮に、東芝の株価が今後上昇していくならば、株価が底を打った可能性を示唆するサインがチャートに現れているはずです。

そこで、先ほどよりもチャートの表示期間を短くして、株価転換のシグナルが発生しているのかチェックします。

ここ1年間の株価を表したチャートを見てみましょう。

東芝 株価 過去1年

http://www.nikkei.com/markets/company/chart/chart.aspx?scode=6502&ba=1&type=year

さて、上のチャートに示したように、2015年5月以降は不正会計問題の影響により、株価が下落の波を描いて、きれいに下げています。

この流れが転換するためには、少なくとも直近の下落の波を崩すような上昇が必要となります。つまり、300円を超えるような上昇が発生して、初めて株価の下落が底を打った可能性がでてくるのです。

それまでは、多少の上昇があったとしても、まだ下落の波が継続していくと判断する人が多いはずです。

以上から、現時点では、東芝の株価が底を打ったというシグナルはチャートに表れておらず、ここからすぐに上昇へ転換していくとは考えにくいと言えます。

倒産の可能性は?

さて、東芝の株価は、現在下落が継続しており、先に説明したように、下落が底を打ったり、上昇へ転換するようなシグナルはチャートに表れていません。

つまり、東芝の株価は、まだまだ下落していく可能性が高いと判断しています。

先に説明したように、株価は企業の業績を織り込むので、次の決算まで低空飛行の状態が続くようであれば、好決算は期待できないでしょう。

 

ただし、倒産の可能性を株価から判断するなら、すぐに会社が倒産するとは考えにくいです。

というのも、帝国バンクによると、倒産した企業の約7割は、直前の株価が100円を割れており、倒産当日の株価の平均は98円とのことです。

つまり、100円というのは、株価から倒産の可能性を判断する際のボーダーラインなのです。

 

2016/1/12現在の東芝の株価は228円なので、200円台をキープしているうちは、会社がすぐに倒産する可能性は低いでしょう。

もちろん、今後株価がリーマンショックでつけた安値を下回り、200円を割れてしまうと、一気に100円に向けて暴落が始まる可能性は否定できません。

ただ、現時点では、株価から判断するに、すぐに東芝が倒産するとは低いと考えています。

 

200円台をキープしたまま、不正会計問題に関連する悪い材料がすべて出尽し、リストラなどが一段落すれば、これ以上株価を下げる要素はないので、急激な円高などで業績がさらに悪化しないかぎり、下落を継続させる要因はないでしょう。

上昇への転換は、それからです。

さて、長くなりましたが、結論としては、株価から判断すると、東芝がすぐに倒産する可能性は低いと考えられます。

ただし、200円を割り込んだ後に、100円へ向けて株価が爆進するなら、2016年に倒産する可能性もでてきます。



One Response to “東芝が2016年に倒産する可能性を株価から考察”

  1. alpsnomine より:

    当方76歳高等学校3年生の夏休みに東芝川崎工場に研修旅行した。
    その時は巨大な発電機を組み立て中であった。あの頃はトップの精力を
    有していた。そこで感化された当方は日立傘下の販売商社に就職した。
    市場では東芝さんとは余り競争相手になることもなくかなりおっとりした姿勢だった。組織が動脈硬化しているとしか思えない状況でした。

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